検討漏れ

フグ太郎に漏れていた機能の検討をやらせていた。

この機能は、他グループも関連することなので、関係者を集めて検討会を開いて検討していた。

そして、僕もその検討会には参加したが、途中で別件で呼び出され、結論を確認しないままになっていた。

あぁ、そして月日は流れ、1ヶ月後に実装された機能をユーザに報告するために確認してみると．．．

まただよ、機能漏れ発覚。

ったくさぁ、フグ太郎君が設計製造するんだろうに、僕は一緒に参加していると言っても、ユーザに報告するために状況をトレースしなきゃならないんで参加しているだけさ。

決めんのは、僕じゃなくて、フグ太郎君だかんね。

まぁ、君に検討させて機能が漏れが発覚するのは、いつものことだけどね。

ちょっと、複雑なことを検討させれば、必ず機能漏れしてるもんね。いつものことさ。

能力が足りないことや、ミスしたことを責めるつもりは全くないのだが、君には無理だから代わりに僕が調整検討している姿を見て、君は何も行動しないどころか、「お前にも責任があるから、それくらいやって当然だ」って態度はどうかと思うよ。

見る人が見れば、当然フグ太郎君がやるべき仕事を僕がやっていると写るわけで、何でそんなことを僕がしているかと言えば、フグ太郎君に能力がないからということが、一目瞭然なんだけど。

フグ太郎君は少しは危機感を持った方がいいと思うよ。

君が、検討不足を指摘されて逆切れしたり、自分でバグを作り混んでおいて直す時間がないと逆切れしたり、自分の所で雇った外注が言うこと聞かないって逆切れしたりする度に、君の能力のなさが明らかにされていっているってことに気が付いた方がいいよ。

より多くの情報を持っているって優位性の上にあぐらをかいて、今まで散々横暴を働いてくれたけど、世の中、そんな仕打ちを甘んじて受け入れる人間ばかりではないからね。

他人に対して行った悪行は、回り回って全て自分に跳ね返ってくるもんだからね。

まぁ、今更気付いて後悔したとしても、もう手遅れだけどね。

かな〜り包囲網は整備されてきているよ。

君の今の会社人生も長くてあと、2，3年ってところかな。
せいぜい今のうちにいきがっているといいさ。

その時が来たら、僕がにこやかに送り出してあげるよ。


つうことは、あと2，3年はフグ太郎君の尻拭いが続くってことか．．．