泥沼

2007年6月24日 お仕事
今の部署は、プロジェクトマネージャ不在、意志決定者不在、全体の方向付けをする人不在。

そんな状況下で仕事しているもんだから、担当は、縦割りで自分のテリトリだけを守ろうとする。自ら問題提起をしない。気付いていても自分に関係なければ問題に見て見ぬ振り。

チームとして作業しているのに、1+1=0にしかならない状態。

こんな状況下で僕は、担当兼、作業リーダ兼、プロマネ相当の役割を期待されている。

つうか、それ全部こなすの無理だから。

それでもって、担当は疲れ切ってすり切れていて、動きも鈍い上に、もともと持っている能力もかなり低いと来ている。

いかんともしがたい。

だがしかし、この先も、プロマネをヤレと言われて似たような状況下に放り込まれることが、繰り返されるんだろう。

もう、そういう歳だし。

スペシャルな担当がいれば、プロマネなんかいらないとずっと思ってた。自分が作業するときには、プロマネなんかいなくても、納期・品質に問題が発生するなんてことは一度も無かった。

部署には必ず一人くらいはそういう人がいて、どうにか回しているのだと思っていた。

しかし、現実は違うようだ。

スペシャルな担当なんていうのは、イリオモテヤマネコ並に貴重な存在らしい。

今まで僕は環境が恵まれていたのか、やれる担当が僕の他にも必ず何人かいた。

ここ数年の間に放り込まれた泥沼プロジェクトには、スペシャル担当は一人も存在していなかった。

そういう所では、並のパフォーマンスしか発揮せず、上流工程を担当するにはほど遠い人材を、如何に活用して行くかが鍵になる。

つまり、頭を持たない道具を寄せ集めることになるので、プロマネが、そいつらを上手く使ってプロジェクトを進めるしかないらしい。

そういう状況下では、プロジェクト成功の成否はプロマネの腕次第ということになる。

プロジェクトを成功させるには、優秀なプロマネを用意するか、上流工程をこなせる担当を用意するかどっちかになるんだろう。

現状は、優秀なプロマネや上流工程をこなせる担当を育てる術はなく、突然変異でそういう人材が出現するのを待つしかない。

会社としては、上流工程をこなせる担当を用いてプロジェクトを成功させるよりも、優秀なプロマネを用いてプロジェクトを成功させることに重点を置いているように見える。

だから優秀な担当を全く畑違いのプロマネにしようとするんだろう。

全社的にそういう方針であるなら、それに従った方が得なんだろ。
だったら、従っておくか。

もうちっと難易度の低いところから経験を積ませて欲しかったが、今までも思い通りに行ったことがないのだから、今回も思い通りに行かないのは当然なんだろう。

自分のノウハウを引き継ぐ先が無いまま、プロマネになってしまうのは、何かもったいない気がするが仕方あるまい。

そうそう、ここよりも問題を抱えたプロジェクトっていうのも少ないだろうから、ここが乗り切れれば他でも上手くやれるようになるかもな。

ちょっと見方を変えて様子を見てみるかな。
(でも、頑張る気にはなれないけど)

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