お怒りなのは...

お怒りなのはユーザじゃなくて、御上の課長だった。

ユーザは、メールではお怒りのように感じられたが、タダ単に文面がきつかっただけらしい。

代わりに課長がご立腹。

自分がうまくフォローしてやったからユーザが怒らなくて済んだと思っているらしい。

別段、ユーザに対して回答に詰まるような場面もなかったし、僕が回答しようとしているところに、課長が割り込んできて僕が言おうと思っていたことをそのまま言ったりしているだけだった。

むしろ課長が余計な事をいったおかげで、いらん仕事が増えた感があったりするくらい。

なのに、なぜか報告後に課長はご立腹。

無茶な仕事を僕の上に山積み。

そもそも、そういう敵対する姿勢がまずいとなぜ気付かない。

確かに、課長はめちゃめちゃ頭が切れる。切れるが故に、切れない人の気持ちがわからなかったり、切れない人をそれなりに使うことができていない様に見える。

おかげで、アホな担当達に結果を見ては文句を言うだけで、彼らの特性に合わせて、上手い具合に回していこうとは思わないらしい。

担当がアホなおかげで、自分はユーザに謝りに行く損な役回りだと思っているんだろうなぁ、きっと。

アホな担当、アホな担当をそれなりに使うことができない頭が切れすぎれる上司、この構図で、ここのいかんともしがたい泥沼っぷりが築かれて来たんだろうな。