もしかして

オボッチャマの部長を責めるには至らなかった。

僕よりも御上の部長がオボッチャマの部長を責め立てていたので、僕が口を挟む隙がなかったというのもあるが．．．

とりあえず以下の2点を聞いてみた。

ちゃんと、オボッチャマの面倒を見てくれなきゃ困る。

今まで、オボッチャマ主体でプロジェクトを進めてきて、これだけバグだらけなのに、またオボッチャマ主体で作業していたら同じ事が起きるんじゃないの？そっちの会社では、その辺をどうやって改善するつもりなの？

そしたらオボッチャマの部長は、オボッチャマをこっちに僕の元に常駐させるので、こっちで面倒見てもらうことも考えているなどと言い出した。

オイオイ、ちょっと待て。

僕とオボッチャマの間がうまくいっていないのは知っているだろうに、さらにオボッチャマはこっちに常駐することを極端に嫌っているのも知っているだろうに、なんで、そういう話になんの？

ただ、バグだらけの状態にしないためには、僕の監視下においた方がいいのは確かだが。

でも、嫌々出てきて、またおかしな態度をとり続けられても、僕も困るので、その辺は、オボッチャマがちゃんと自覚した上で自発的にこっちに出てくると思わない限りは引き受けられ無いとも言っておいた。


なんか、オボッチャマの部長の態度も煮えきらない感じ。

こんな状態だったよというのを、僕の部長にも伝えてみた。

そしたら、僕の部長が、「もしかして、オボッチャマの部長もオボッチャマの事をもてあまして、僕らからごちゃごちゃ言われ、オボッチャマからもごちゃごちゃ言われ疲れ切っているのかもしれないよ」と、言っていた。

そっか、そうかもしんない。

だから、オボッチャマの希望を無視してこっちによこすなんて事を言いだしているのかもしれない。

それは、十分考えられる話だ。

みなさん、困っているんじゃん。

それなら、みんなで協力してオボッチャマシフトを構成するしかないな。

オボッチャマの部長に責任を押しつけて敵対するのではなくて、こっちに抱き込んでオボッチャマシフトに協力してもらおう。

今度、オボッチャマの部長に真意を確かめなきゃ。