3度目の相談

部長に3度目の相談をしてみたものの

結果は相変わらず。

今回は、もうこの部から出たい、他に行きたいところがある、ここは自分の力を発揮できる環境じゃないと、はっきり言ってみた。

部長も少し考えている様子だったが、そこはそれ、僕がいなくなったら部長自身が困るわけで、結局は説得にしてくることになる。

部長の方がより理不尽なプロジェクトを経験してきているので、みんないっしょ、どこに行ってもいっしょという話になる。

僕としては、

じゃぁ、今の状態は仕方ないとして、泥沼を渡り歩く現状はどうにかならないのか？

そもそも、泥沼を作らないためにやれることはないのか？

設計・指導の専門集団を作って、プロジェクトが開始されるたびに、そこからメンターを送り込んで、泥沼プロジェクトを根本から根絶やしにすることはできないのか？

などの疑問と提案をぶつけてみた。

すると部長は、

今の泥沼が片づいてから次はどうするか考えよう。

トップが動いて全社規模で専門集団を作るという方向に行かないと、プロジェクトが開始するたびにメンターを送り込むのは難しい。

じゃぁ、せめて部内で実験することはできないのか？

御上に首根っこをつかまれている状態では、無理。

なんて回答が返ってきた。

そして、他にも泥沼は沢山ある。どこに行っても一緒と、似たような説得が繰り返されるばかり。

どこに行っても一緒というのはわかるけど、アホな泥沼プロジェクトが頻発する現状を指をくわえて見ているしかないっていうのには、どうにも納得できない。

そうせ、またにっちもさっちもいかなくなったら、僕が放り込まれるんだろうに。

さて、どうしたものか。


これで、ハッキリ言ってみたので、事業部長にも話を上げやすくなるし、引っこ抜いてくれると言っていた課長も動きやすくなるのかな。そっちの動きに期待だな。