コウモリ

機会があったので、引っこ抜きの話と現状の不満について、部長に話してみた。
どうも、部長には引っこ抜きの話が支援依頼という形で来ているらしい。

・僕
　今の作業は不毛。
　誰がやっても同じ作業。
　そもそも設計が狂っているから、いまさらどうしようもない。
　だからやる気はない。

・部長
　火だるまになってから突っ込まれるのは普通。
　うちの会社の作業ってこんなのばっかり。
　しょうがないじゃん。
　支援の依頼に関しては太郎君のできる範囲内を見積もって、できるならやって。

なだめようとしているのか、若干説得が入っている感じ。

・僕
　そうは言っても、現状は、どうしようもないことはわかっている。
　毎回毎回、設計が来るっていて火を噴くのがわかっているのに同じ事を繰り返しているのはなぜ？
　もう、いいかげん、無駄な作業はやめようよ。
　うちの部で次に設計から始まる仕事があったら必ず呼べ。
　君たちにまともに設計できると思うな。
　たとえ業務内容を知らなくても僕が設計した方が100倍マシ。

もう、やけくそ、ハッタリ全開。
これだけ言っておいて、いざ任されてみたらできなかったりして...
まぁ、そんときはそんときだな。

言いたいことは、言っておかないと、黙ってたって自分の希望するとおりにはならないから。


きっと部長にしてみれば、僕には確かに今の仕事には不満があるが、異動したいほど不満ではなく、むしろ次の仕事も見据えて前向きに考えていると感じたことだろう。

そりゃ、そうそう後ろ向きなことは言えないもの。

いや参った。島田M(引っこ抜こうとしている課長)には、「今の仕事がイヤで、めちゃめちゃやる気がない。パフォーマンスも著しく低下している」と話したのに、部長には、「がんばてますよ」と答えてるんだから。

すばらしいコウモリっぷりを発揮している＞自分

あ〜これで、直接、島田Mと部長が話をしたら、ややっこしい事になるんだろうなぁ。
一応、島田Mには、「僕はコウモリなので、部長には変な話はしませんよ」とは言ってあるが...

どうなんだかなぁ

島田M的には、当面支援してもらえればそれでいいのか？それでいいなら、僕はコウモリのまま、丸く収まりそうな気もするが。

そして、僕はコウモリの報いを受けて、作業量が倍増すると...