泥沼プロジェクトって納期に間に合わないことがハッキリした時点で泥沼プロジェクトであることが明確になる。
それまでは、設計・製造・テストと徐々に遅れているものの次のフェーズで頑張れば取り返せるはずと、誰もが淡い期待を抱きながらプロジェクトは進んでいく。
何の根拠もないのに、自分たちの作業は納期までには間に合うはずと、盲目的に信じ込んだまま。
フェーズ毎にやることが変わるし進捗を計る方法も変わるからというのもあるが、それもこれも、自分たちの今いる地点が最終目標からどれくらい離れたところにいるのか明確に計る方法がないのが原因だったりする。
前工程で予定をオーバする。次の工程で作業を削る。その次の工程で前工程で、はしょった部分が仇となり作業量が増す。また、削る。また、次の工程で作業が増す。
最終的に、最後に残ったテストの期間を削る。
それだけボロボロなものが十分なテストなしに動くわけもなく、客先受け入れ時に数々のバグが発覚する。
そして、また一つ泥沼プロジェクトができあがる。
こんなことが頻発するのは、まだまだ経験と勘に頼るしかないソフトウェア業界のまずい部分の一つなんだろうな。
経験か...
同じ経験をしても、経験から何も学ばずまた同じ失敗を繰り返す人と、経験から関連する事柄を学習するきっかけを掴んでさらにスキルを高められる人と2通りいるらなぁ。
一概に、経験したプロジェクトの質や年数だけでは計れない部分がある。
僕には今までの経験から自分なりにプロジェクトがうまくいくかどうか計るためのチェックポイントがいくつかある。
進捗がどうのとか成果物がどうのというのもあるが、一番の着目点はプロジェクトに関わっている人達の質でチェックする。
チェックポイントとして、ポリシーを持って設計出来る人がいるか、ヒューマンエラーを減らすためのコーディングスタイルを意識して作業できる人がいるか、数多くの手段を知っている上で現在最良と思われる手段を選べる人がいるか、自分の考えを相手に説明するための手法を持っているか、高いモチベーションを維持できているか等の点がある。
全てをまんべんなく持っているのが理想だが、一つが弱くても一つが強ければカバーできないこともない。
今のプロジェクトの人達は、モチベーションの点では最高ランクを付けてもいいくらいのものを持っている。しかし、その他の点については僕の中の評価では10段階中4段階くらいのものしか持っていない。
全ての人がスキルレベルに関して普通より若干劣るため、自分たちの作った資料を自分たちでレビューしたところで、レベル4程度の作業しかできない。
そのままの設計では、とうていまともに動くものにはならいのだが、製造段階まで持ち込めば、仕様がおかしいせいで動かないということが発覚する。そこで始めて自分たちの設計に穴があったということに気づける。
そのため、そこから後戻りして、自分たちの設計の穴を埋めて、それからまた製造に戻れば、だんだんとまともに動くようになっていく。
が、しかし、こういう人達に限って自分たちがレベル4だから、必ず後戻りが発生するような致命的な問題を含んだ設計しか出来ていないということに気づいていない。
だから、スケジュールも後戻りする事を全く想定していないスケジュールとなっている。
そして、後はいつもの通りとなる。
僕の中に、「これだけモチベーションが高いのだからそんなはずはない」という泥沼を否定する気持ちが強くあった。全く根拠がなく、タダの思いこみ何だけど。
段々と作業を進めていくうちに信じられないようなことが次々と起こるようになった。やっぱり、タダの思いこみだった。
まだ製造工程なので、僕以外の誰もが頑張れば納期に間に合うと思っている。
僕が思うに、設計段階に必須と思われることが50%ほど抜けているし、製造段階では、これだけはやっちゃいけないと思われることが3つ4つやられている。
一応、僕は×と思っていることでも、実は他の事でフォローしていたり僕の知らない手段で解決しているかもしれないので、問題と思うことを見つけるたびに理由を聞いているのだが、今まで納得のいく回答をもらったことは一度もない。全て、タダ単に考えが抜けているだけだった。
デス・マーチとしか思えないプロジェクトの中で、今日もまた問題点を見つけてしまった。僕的には信じられないほどの初歩的なミスなのだが、みなさんそれほど重大だとは思っていないようで...あ〜更に僕の気分がブルーになっていく orz
それまでは、設計・製造・テストと徐々に遅れているものの次のフェーズで頑張れば取り返せるはずと、誰もが淡い期待を抱きながらプロジェクトは進んでいく。
何の根拠もないのに、自分たちの作業は納期までには間に合うはずと、盲目的に信じ込んだまま。
フェーズ毎にやることが変わるし進捗を計る方法も変わるからというのもあるが、それもこれも、自分たちの今いる地点が最終目標からどれくらい離れたところにいるのか明確に計る方法がないのが原因だったりする。
前工程で予定をオーバする。次の工程で作業を削る。その次の工程で前工程で、はしょった部分が仇となり作業量が増す。また、削る。また、次の工程で作業が増す。
最終的に、最後に残ったテストの期間を削る。
それだけボロボロなものが十分なテストなしに動くわけもなく、客先受け入れ時に数々のバグが発覚する。
そして、また一つ泥沼プロジェクトができあがる。
こんなことが頻発するのは、まだまだ経験と勘に頼るしかないソフトウェア業界のまずい部分の一つなんだろうな。
経験か...
同じ経験をしても、経験から何も学ばずまた同じ失敗を繰り返す人と、経験から関連する事柄を学習するきっかけを掴んでさらにスキルを高められる人と2通りいるらなぁ。
一概に、経験したプロジェクトの質や年数だけでは計れない部分がある。
僕には今までの経験から自分なりにプロジェクトがうまくいくかどうか計るためのチェックポイントがいくつかある。
進捗がどうのとか成果物がどうのというのもあるが、一番の着目点はプロジェクトに関わっている人達の質でチェックする。
チェックポイントとして、ポリシーを持って設計出来る人がいるか、ヒューマンエラーを減らすためのコーディングスタイルを意識して作業できる人がいるか、数多くの手段を知っている上で現在最良と思われる手段を選べる人がいるか、自分の考えを相手に説明するための手法を持っているか、高いモチベーションを維持できているか等の点がある。
全てをまんべんなく持っているのが理想だが、一つが弱くても一つが強ければカバーできないこともない。
今のプロジェクトの人達は、モチベーションの点では最高ランクを付けてもいいくらいのものを持っている。しかし、その他の点については僕の中の評価では10段階中4段階くらいのものしか持っていない。
全ての人がスキルレベルに関して普通より若干劣るため、自分たちの作った資料を自分たちでレビューしたところで、レベル4程度の作業しかできない。
そのままの設計では、とうていまともに動くものにはならいのだが、製造段階まで持ち込めば、仕様がおかしいせいで動かないということが発覚する。そこで始めて自分たちの設計に穴があったということに気づける。
そのため、そこから後戻りして、自分たちの設計の穴を埋めて、それからまた製造に戻れば、だんだんとまともに動くようになっていく。
が、しかし、こういう人達に限って自分たちがレベル4だから、必ず後戻りが発生するような致命的な問題を含んだ設計しか出来ていないということに気づいていない。
だから、スケジュールも後戻りする事を全く想定していないスケジュールとなっている。
そして、後はいつもの通りとなる。
僕の中に、「これだけモチベーションが高いのだからそんなはずはない」という泥沼を否定する気持ちが強くあった。全く根拠がなく、タダの思いこみ何だけど。
段々と作業を進めていくうちに信じられないようなことが次々と起こるようになった。やっぱり、タダの思いこみだった。
まだ製造工程なので、僕以外の誰もが頑張れば納期に間に合うと思っている。
僕が思うに、設計段階に必須と思われることが50%ほど抜けているし、製造段階では、これだけはやっちゃいけないと思われることが3つ4つやられている。
一応、僕は×と思っていることでも、実は他の事でフォローしていたり僕の知らない手段で解決しているかもしれないので、問題と思うことを見つけるたびに理由を聞いているのだが、今まで納得のいく回答をもらったことは一度もない。全て、タダ単に考えが抜けているだけだった。
デス・マーチとしか思えないプロジェクトの中で、今日もまた問題点を見つけてしまった。僕的には信じられないほどの初歩的なミスなのだが、みなさんそれほど重大だとは思っていないようで...あ〜更に僕の気分がブルーになっていく orz
コメント