goto

2005年11月4日 お仕事
前から嫌な予感はしていたのだが、僕と違ってここの人達は、優秀でコツコツやる人達なので、たとえ地道な作業が増えようとも、僕がやったら絶対に抜けが出て失敗するようなやり方であっても、きっと、まとにこなしてくれるのだと思っていた。つうか信じようとしていた。

が、しかし、彼らの作ったコードを覗いてみたら、「goto」が連発されているんですよ!!!!!

ありえない、orz

一カ所二カ所、やむを得ず使っていたとしても許されるものではないのに、至る所で普通に使っている。

あったま、おっかしいんじゃないの?

ソースファイルの、1ファイルで5000行を超えるような巨大なふぃあるがゴロゴロしているし。

gotoを使って処理を飛ばすということは、飛ばされる対象の処理は機能が違うということだろうに、何故その処理を別関数にしない?

1ファイルに5000行もコードが書いてあるということは、一つのファイルの中に複数の機能が実装されているいうことだろ? 何故機能毎にファイルを分けようとしない?

これらの作業は、構造化だろうがオブジェクト指向だろうが関係なく、モジュールの独立性をあげるために必須の作業なのに。

そもそも、ヤツらにはモジュール設計という概念がない?

モジュール設計をして独立性をあげるというのは、保守性を良くするという意味合いもあるが、一番の目的は、バグの作り込む確立が下げるということ。

意味的に整合性の合っている小さなブロックに分けてコードを書くことにより、一度に気にしなければならない範囲を限定することができる。気にしなければならない範囲が限定されれば、勘違いや不整合によるバグの作り込みが減るのに。

そういうことをせずに、一気に強大なコードを書いて、完璧な物が作れるとでも思ってんのか?

僕の経験上、こういうコードの書き方をしたプロジェクトは100%テストでこける。バグがあっても原因の箇所がなかなかわからなかったり、バグの発生件数が異様に多かったり、テストしてみたら動かなかったりということが、必ず頻発する。

そしてプロジェクトは遅延していく。それも取り返しがつかないほどに。

もう、泥船は出航しちゃっているんだけど、どうしよう。
もうすぐ船底に穴が空いて、浸水してきて、みんな溶けて沈んじゃうのがわかっているのに、どうしよう。

ああ、ここにも沈没プロジェクトがまた一つ。ここの部って、こんなんばっかなのね。

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