キャッチ

2005年6月18日
もしかしてそうかなと思いつつも、若いオネェチャンの誘いに乗って、キャッチセールスに合ってきた(^_^;

商品の対象は宝石。

さすが若いだけあって、レベルの低い会話しかできないキャッチのオネェチャンだった。若いといっても20代後半だけどね。

だけど、もしかしたら、このおねぇちゃんは、自分のやっていることがキャッチセールスじゃないと本気で思っているのかもしれない。

上司らしき人ともちょっと話をしたが、この人が非常に話がうまい。恐らく一目見てその人がどんな人か見抜くことができて、すぐさま、それに合わせた会話をできる、かなりのキレ者に見えた。

たいした知識も経験もなく自分の中にどこか混沌としたものを持つ小娘が、こんなキレる人にかかったら簡単に洗脳されても仕方ないだろう。


このオネェチャンは、僕の見立ててでは、今までいろんな事から抑圧されていたのが、キレ者に感化されて、自分が解放されたと勘違いしている様に見える。

人のことは言えないが、まず、たいしてかわいくない。随分着飾ってはいるが、小さい頃から、かわいくないことが原因で男子からいじめられていたタイプ。洋服とかアクセサリとかから、随分ガンバッテル感がにじみ出てる。

髪型とかダテ眼鏡とかで、なるべく顔を隠そうとするところから、自分でもかわいくないのは理解していて、それでもなおかつそんなことは気にしないで行こうと自分に言い聞かせているようだが、自分の容姿にコンプレックスのある深層心理が隠せていない感じ。

恐らくこのオネェチャンは優等生タイプだったのだろう。周囲の期待に応えるために自分を押さえてきたみたい。本人もそう言っていたし。

周囲の期待に応えるために自分を押さえていたということは、自ら考えて行動することを怠ってきたとも言える。

学校の勉強の様に知識を詰め込むのは得意だが、自分の現状を正確に分析して自分で考えて行動するという訓練が十分でない。

自分の現状が認識できないということは、自分に足りないものにも気づないということで、決められたルートでしか動けないもんだから、経験も浅いし、知識も足りないし、話も面白くないし、人の心理を読む力にも欠ける。


でも、そんな自分がイヤでどうにか改善したいと、もがき苦しんでいたんだろう。世界の不幸を一人で背負い込んでいるつもりになって。

自分も周りも見えていないから、世界で一番自分が不幸だと思っていたのかもしれない。
とりあえずは自身のない見てくれからどうにかしようとしていたのかな?そんなときにキレ者上司に出会ってしまって、まんまと口車に乗せられて転職って感じか?


この上司の言っていることは僕は理解できる、業種は違えど似たような経験はしてきたし、この上司ほどいろんな人と出会ったことはないが、それなりに癖のある人間を相手にしてきたので。

でも経験と知識の浅い、このオネェチャンには理解できんだろ。言葉の上っ面をなぞって理解したつもりにはなれるだろうけど。上司の真意は伝わらんだろ。

今までずっと井戸の中にいたくせに、転職して1年やそこらで、「私は成長した」もう一人前ですなんてことをいっている時点で、井戸から出てきたつもりになっているだけで、まだまだ、な〜んもわかっちゃいない。


そんなオネェチャンの説明することだから、ま〜話の内容の薄いこと。「薄いな」とぼそっと言ったら、マジで怒ってたなぁ。

だって、喋ってることが意味不明なんだもの。

1,僕:何があっても買わないよ、興味ないし
2,オ:も買わないなら買わないで構わない、話を聞いて
3,僕:話は聞きましょう
4,オ:私は宝石を買ってローンを組んだことで、自身もついたし成長できた
5,オ:あなたにも経験して欲しい、だから買って
6,僕:う〜む、イヤだから買わないって言ってるじゃん
    心:(お前の拙い経験と一緒にされて買えと言われてもな)
    心:(そんな所は僕にはとうの昔に通過した所だよ)

そしてまた1に戻る。無限ループ突入。
買わなくていいと言っていながら、また買えと言ってくるのが理解できん。

大体、全くアクセサリをしない男が、いきなり50万もするアクセサリを買うと思うか普通?アホちゃうか。

攻めるにしても攻めかたが直球すぎるんじゃ。

終いには、自分の言っていることを僕がわかろうとしないだとか、冷たいだとか、壁があるとか、涙目でいろいろ言い出してきた。

イヤ、引くわ、泣くか普通?アホちゃうか。

自分の言っていることが通じないのは、理解しない相手の責任半分、理解できるように説明できない自分の責任半分、だろうが。
そんなことも、わからんから、話が薄っぺらだと言うんじゃ。


逆にもし僕が、キャッチでものを売りつけようとするなら、全然違うアプローチをするな。

まず、商売の話はしない。永遠と世間話をする。その中から、相手が何に一番興味をもっているのか引き出す。相手から十分情報を引き出した時点で、相手の興味のあることに絡めて、少しずつ商売の話をし出す。相手が拒絶してきたら、今度は違う方面から攻める。
第一の目標は、向こうに、こちらが相手の親身になって考えていると思わせること。

その上で、あなたにはコレが必要だからという風に薦める。

始めに敢えて高額商品を出しておき、一旦拒絶させて置いて、次に相手が出してもいいと思う金額の商品を薦める。相手が出してもいいと思う金額は、最初の会話の中でさりげなく聞き出す。相手も買い物をするときに使う平均的な金額から予測するのがいいかも。

ここで一旦は格安商品でコネを付けておく。

相手がこれで宝石にはまってくれれば、こっちのもの。

そうでなくても、次回はもううち解けているのでもっとすんなり進む。もうこちらが売りたいというのは、相手もわかっているはずなので、やってくる時点で、既にかなり脈あり。

今度は、前回売りつけた商品よりもうちょっと高額なものを出す。いろいろ付加価値の説明をする。コレなら、前のと合わせてもっとあなたが素敵になると説明する。

そして、今度は値引き。「普段はこの値段なんだけど、あなただけには特別に利益度外視で値引きしするよ」と言う。

「あなたのために」を全面に出していけば、この手法でそこそこ売れるのでは?

甘い、素人考え?

でも、オネェチャンの意味のわかんない話よりは行けると思うんだがな。


ああ、結果?当然買わないさ。あんな小娘じゃ僕を納得させるには10年早い。
泣かして帰ってきた。つうか、何で泣いてるのか意味不明なんだけど。
無駄な時間を時間を使った。

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