新人教育

2005年6月7日 お仕事
今後の進め方について新人と協議。

とりあえず、何がやりたいのか聞いてみる。Javaとかネットワークとかの知識を付けたいとのこと。

まぁ妥当な線だろう。何も見えていない新人のうちは、技術的なことに目がいきがちだし、そこしか見えないから。

で、こちらが希望することを伝える。Javaとかネットワークとかは手段であって目的ではない。いくらJavaを知っていようが、それでお客さんからお金を頂ける仕事はできない。最終目標は、自力で問題を解決できるようになること。

自力で問題が解けるようになるためには...

まず、何が問題か発見すること。
問題が発見できたら自分が知っている手段を駆使して解決方法を考えること。
問題と解決方法が決まったら、その自分の考えを他人が理解できるように説明できること。

が、必要。上記のことを実践できるようになるためには...

どんな作業をする時でも必ず理由を考えるようにすること。
わからないことがあれば、なんで?なんのために?と考え問題を分割化すること。または、質問すること。
プログラミングは、手段でしかないが、論理的思考の訓練となるため、考えながら作業すること。

を、実行していかなければならない。

ベースさえ身に付いてしまえば、言語やネットワーク,XML等の技術的な話は、いくらでも簡単に身に付くようになる。それぞれの技術には出現の理由が必ず存在し、それぞれの構造にも必ず意味があるため、そこさえ押さえてしまえば丸暗記する必要がないから。それに最新技術とはいっても旧技術の応用であることが多いため、一度とっかかりを掴んでしまえば、後は芋蔓式。

そうは、言っても、僕の言ったことが新人にどこまで理解できているのか謎。

物事の考え方って、体の動かし方と一緒で、体験したことのないことをいくらは説明したところで理解できないものだから。体を動かすのと違って、考え方ってのは見よう見まねで覚えていくこともできないから、更に難しい。

この先、時間はあるので、ゆっくり仕込んでいくしかないな。

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